「第三国定住」って何? 難民流入にどうする日本
ドキュメンタリーやノンフィクション記事を多く掲載している総合雑誌「新潮45」 の2010年11月号に私の第三国定住難民の記事「『第三国定住』って何? 難民流入にどうする日本」を掲載していただいた。
第三国定住とは母国で紛争や民族差別などで迫害を受け他国に逃れた難民が、逃れた国でも生活できない場合に、第三国が難民を受け入れ、生活場所を提供し、自立支援をする制度だ。
日本は2010(平成22)年9月に、アジアで初めて第三国定住による難民受け入れを試験事業として実施し、ミャンマー(ビルマ)国境沿いのタイにある難民キャンプ「メラ」から、ミャンマー(ビルマ)人27人を受け入れた。
しかし、日本側の難民受け入れ体制は決して充足しておらず、30年ほど前にボートピープル難民として受け入れたインドシナ難民の現状を、「欧米に移住した難民より、幸せそうに暮らしていない」と評するベトナム人がいるなど、難民受け入れの課題は残されている。
記事ではタイのメラキャンプで、今回来日したミャンマー人難民の方にインタビューし、なぜ来日を決めたのか、徹底取材! 4回クリックが必要な形式で手間をかけますが、ご興味のある方はぜひ、ご一読ください!
掲載に至るまで共に記事を作り上げてくださった新潮社の同誌編集部、テレビドラマ脚本家の西条道彦先生、ノンフィクションライター深笛義也先生、日本脚本家連盟ライターズスクールに大変お世話になりました。この場を借りて、御礼申し上げます。
そして中央大学の人権論の講義レジュメで、この記事を引用してくださったフリージャーナリストの田辺寿夫さまに深く感謝申し上げます。中央大学で人権論を受講するみなさん、ぜひ全文をお読みいただきたく存じます!
(私も授業にもぐっていました。みなさん、きちんと出席しましょう)