ミャンマー人の結婚式に参加した。【2】
ゾーミンカイ氏夫婦が、新郎新婦に花の首飾りをかける。この後、3人ほどの祝辞スピーチ。通常ミャンマー人のスピーチは1人で30分間も話すなど、あり得ないほど長いので、 この日も長々と演説を聴くのかと覚悟していたが、開始時間が遅れたためか1人10分間ほどで終わり。
披露宴から立食パーティーに移行すると同時に、新郎新婦は洋装に。洋装と言っても、女性の衣装はミャンマー民族衣装の布地で作られている。
立食パーティーでは、アラカン語の歌謡曲がエンドレスで流れる。それに合わせてカラオケをする輩が出てきた。日本の秩序立った披露宴とはかけ離れた自由さ。
新郎新婦が式場を去る時には、参列者が出口で待ち構える。これはミャンマーの伝統で、新郎新婦が参列者にお金を渡さないと、外には出れないという儀式。その意図は、「まだまだ結婚式を楽しもうよ」と新郎新婦を出口から逃さないようにする友人たちに対して、「私たちは一刻も早く2人きりになって、ラブラブしたいのよ。でも友達が出口を塞ぐというなら、お金をあげてどいてもらおう」という気持ちを表すという・・・・・・。千円札、万札が参列者の間を飛び交い、ワーワー(ギャーギャー)騒ぎながら札を取りあう。
ちなみに、式前にご祝儀をあげるのは日本と同じ。ただ日本のように「札が奇数になるように」「友人は●万円、上司は●万円」といった細かい決まりごとはない。
総括・ミャンマー人の結婚式は、日本の披露宴ほど綿密な計画上に進められるわけではないが、一定のルールや儀式にのっとって行われるようだ。経験になりました。
« ミャンマー人の結婚式に参加した。【1】 | トップページ | タイでGETしたミャンマー土産 »
「難民 refugee」カテゴリの記事
- Kachin Wedding!? カチン族の結婚式!?(2012.02.28)
- カレン民族の新年パーティーで思うあれこれ。(2011.12.25)
- 【ビルマ市民フォーラムメール転送】カチン難民支援にご協力ください(2011.12.16)
- 2011年度8888デモ 要求の詳細(2011.08.08)
- 8888とは?(2011.08.08)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
これまた素敵な色のドレスですね!
新郎のスーツと輝くネクタイがまた決まってる(^^)
中央の歌ってる方、随分慣れたマイクの持ち方と姿勢ですね(笑)
ミャンマーの方もカラオケやるんだ。
いい経験になりましたね。
お金たくさん用意しておかないと、こりゃ大変だ!
外に出してもらえませんぜ(笑)
投稿: zaki | 2011年6月 2日 (木) 00時14分
zakiさん、
こっそりひっそりとコメントをいただき、ありがとうございます。
ドレスの色は華やかですよね。日本の貸衣装にはない感じですね。
最後にお金を渡すことについては、T.薫もかなり驚いて「ご祝儀のイミないじゃない」と私にメッセージをくれました。
投稿: みやまさえこ | 2011年6月 7日 (火) 23時31分