また、デジタル鹿砦社通信に名前が載りました
デジタル鹿砦社通信 (鹿砦社)に、私がミャンマー大使館から渡航のためのビザを発給してもらう顛末が載りました。2012年10月2日の記事です。
★タイトル★
ぜひお読みください。
私と娘の渡航ビザを発給してもらった次は、難民である夫のパスポートを得なければなりません。ミャンマー大使館は、パスポート発行についてミャンマー本国外務省が判断する言いました。今のところ、大使館は日本にいるミャンマー国民の夫(民主化活動家)にパスポートは出さないということです。
ずいぶんな業務遂行実態ではありませんか。
「民主化」したとはいえ、いまだに全国民の身分を保障するパスポート発行には、ためらいがあるようです。しかしミャンマー大使は夫と私に言いました。「いつでも困ったことがあったら、日本国外務省を通さず、直接話しにきてください」と。いま、パスポートが無くて困っていますよ。ええ。
パスポートを所持していない人間が、どれだけの国家から入国を拒否され、苦虫を噛むような思いをしているかなど、外交特権のある政府職員、大使館職員に分かるはずないかもしれませんが。ましてやビザを持って海外の飛行場へ行ったにもかかわらず、パスポートが無いため飛行場職員に拘束されそうになる恐怖、さらにその国は軍が国家で大きな権力を握っていて、よりによって飛行場にいる軍服職員に連行されそうになる恐ろしさなど、ぜったいに理解できないでしょうけど。
正直、難民の妻は海外渡航のたびに、寿命が縮む思いなんです。各国飛行場のイミグレーションと書かれたゲートに近づくにつれ、沸き起こる恐怖と不安感……。こんなことをぼやきますと、当事者である我が家の難民(夫)からは「弱っちいこと言ってるんじゃないよ。物書きが」と、むやみやたらな根性路線で切りかえされますが。