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2012年11月

2012年11月30日 (金)

「Change.org」がおもしろい

Change.org

「Change.org」は、社会を変えたい人が、サイト上で賛同者を募り、社会を変えていこうとする試みです。ここで取り上げられている社会問題こそが、これからの社会で注目される側面を持っていると思ったので、ご紹介します。

つまり、これからの社会では、

「政治は中央集権より地方分権」

「ドラマ・小説・漫画の舞台は東京より地方」

「就職は安定しているイメージの大企業嗜好より、自分が試せる中小企業もしくは起業」

「ニュースはマスコミネタより、自分の身の回りの地域ネタ」

「政治を動かす力は業界団体より、意見を集約した個人個人」

と、あらゆる場面で、社会の権力構造や人々に人気のあるものが分散していくと思う。その権力の分散を促すのが、ご存知のとおりインターネット。まさに産業や社会構造を変える意味で、インターネットは産業革命と言えるなあ・・・と実感しております。今更の話題かもしれませんが、最近感じることなので書いています。いまさら!とお思いの方は、本当に申し訳ございません。

なぜインターネットが産業革命か? それは、インターネットなくして、私は、個人事業を行ったり、起業することなどできないからです。インターネットがあるから、私は普段生活する場所で、自由に時間を選んで仕事をしています。これってすごいことだと、サラリーウーマン生活の時代を思い出してしみじみ感じるのです。通勤時間がなく、拘束時間も自由自在です。オフィスでは服装も髪型も自由。(外出時は他人と会うので、服装も髪型も自由ではありません。)すごすぎる。こんな自由を、日本にいて得たことは、かつてなかった。義務教育を受けている時代に、「きちんとみな、同じことをしていないと、ちゃんとした大人になれませんよ」といった空気があったけれど、あれは私にとっては大嘘だったと改めて感じております。まあ、ああいう空気を作っていた教員は、みな、おなじことをして、ちゃんとした教員になったのだろうから、教員の世界では一理あり、かもしれないが。

仕事場が世界中どこでもOKな人を「ノマドライフ」を送っている人と言うそうな。ラジオでは「ノマドな人は都心のカフェで、ノートパソコンを持って仕事をしていますよね~」と紹介していた。自由すぎる身分なのに、そんなオシャレして、人に見られてもOKな感じでどうするんだ。地元のラーメン屋や食堂で、娘をベビーカーに乗せたまま仕事の打ち合わせをする私は、「ノマドってこういうことだよなあ」と思うんです。自分の好きな場所で、好きなやり方で、(もちろん相手が不快でないことが大前提)、仕事をしてしまう、と。

「Change.org」から論点がずれてきました。が、インターネットとは、まず自分が納得できる形で付き合うようにするのが大前提。それから遊んで楽しんで、情報を集めて自分のさまざまな可能性を広げて、政治の話を聞いたりして、かつ仕事にも使う、というのがいい。「Change.org」はインターネット上の市民社会運動かな。こういうことをするのも楽しみかもしれない。

しかし、インターネットはツールであり、完璧ではない。いちばん人々が手に入れたい情報は、ネット上ではなく現場にある。だから自分で本当に見たり感じたりする行為をしようと思うか、思わないか、また実際に見たか、見なかったか、という違いで、人生の視界は変わるし、その後の生き方も変わると思う。

2012年11月17日 (土)

雑誌「看護管理」8,9,10,11月号 コラム編集協力しました

雑誌「看護管理」(医学書院)の

8月号 (特集 みんなで支える! 業務実践への視野を広げる臨床看護研究 1

9月号 (特集 みんなで支える! 業務実践への視野を広げる臨床看護研究2

10月号特集 マネジメントリフレクションで管理の質向上をめざす

11月号特集 看護管理の実力をつける マインド・スキル・ツールメソッド

にて掲載コラムの執筆協力をさせていただきました。

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おすすめです。

2012年11月13日 (火)

ビジネスサイト「BIZコンパス」にミャンマーの海外企業進出の実態を書きました

経営者、CIO、ビジネスリーダー、経営に携わる方々にむけた情報提供サイト「BIZコンパス」(運営 NTTコム・オンライン・マーケティング・ソリューションズ株式会社)に、ミャンマーの海外企業進出の実態を書きました。

タイトル

「民主化進展で日本企業にも進出チャンス到来か?」

どーだろなー。っていうことなので、大変お手数ですが、ぜひBIZコンパスの会員登録をしていただいて、全文をお読みいただきたく存じます。

写真撮影もワタクシでございます。タイトルをクリックしてご覧ください。

11月14日現在、このサイト内の昨日のアクセスランキング1位なんですよ。うそでしょー。

初めて、媒体に顔写真出してしまいました。

2012年11月 8日 (木)

霞ヶ関の外郭団体職員による取材妨害は、言論の自由を侵す行為ではないか?

「日本国憲法」
第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
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私は法学者ではないので、この日本国憲法の条文を、条文の意味そのままにとらえている。だから、もし間違えた解釈をしていたらご指摘いただけるとありがたい。
日本国憲法第21条は、
「日本国は、出版の表現の自由を保障している」のですよね?
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先日、2年ほど前に取材をお願いして、取材をお断りされた方からご連絡をいただいた。「あなたの取材依頼をお断りしたこと、ずっと気にしていました」と言う。こちらは取材依頼に対して拒否されることもしばしばあるジャーナリストという商売なので、正直なところ、あまり気にしていなかった。しかし、よくよくお話を聞いていくと、ことの真相が見えてきた。
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その方(Aさんと仮称します)は、ある政府関係の事業に深く関わっている民間人で、私とはまったく面識がなかった。2年前の取材依頼の電話で、私はAさんと初めて話したのだ。
ところが私がAさんに取材依頼をする前に、Aさんが関わる政府関係の事業を、実質的に担う霞ヶ関のある省の外郭団体職員が、「深山というジャーナリストが取材依頼に来るだろうが、取材を受けないように」と言ってきた。そこでどのような会話が成されたかは分からないが、おそらく私は、外郭団体の職員から、たちの悪いジャーナリストと思われていたのだろう。
Aさんは外郭団体職員の言うことを信じて、私の取材を受けなかった。もっとも、Aさんはその時期、ほかのメディアの取材も受けていなかった。取材に応じられない事情があったという。
それから時がたち、外郭団体職員が税金をムダにつかっていることや、Aさんも関わる政府事業への取り組みに不誠実だったことに疑問を感じたAさんは、私のブログを読んでくださった。そして私に電話をくれた。「私は何も知識がなくて、最初に外郭団体職員が言うことを信じてしまいました。でも時間が経って、このままじゃいけないと思いました。あなたの文章を読みました。本当にこの事業に関心のある人、あなたのような人に、情報提供しておけばよかったと思ったんです。だから、取材をお断りしたことをずっと気にしていました」
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日本政府・霞ヶ関には、記者クラブというマスコミやメディア関係者が加入する団体がある。このクラブに加入して取材するメディアは、日本政府や霞ヶ関から許可をもらって、いわば特別待遇で取材している。だから記者クラブの記者たちは、日本政府や霞ヶ関の本質的な問題を指摘しにくい。永田町や霞ヶ関の関係者は、記者クラブを通じて情報を流すことで、国民が受け取る情報をコントロールしている。いや、ずばり言うと、記者クラブは日本政府や霞ヶ関の言いたいことを表現する、日本国家のイデオロギー操作機関になっている。
一方で私のようなフリーランスの物書きは、記者クラブに入っているはずもなく、(「○○省××記者クラブ」といった具合で、さまざまな記者クラブがあるが、記者クラブ加盟団体の全会一致であらたな加盟員が承認される、なんてところもある)つまり日本政府や霞ヶ関からお墨付きなんぞもらっていないので、「ここは記者クラブのみ取材可能です」という記者会見や発表は取材できない。
もっとも、「フリーランスのジャーナリストも傍聴可能です」という政府・霞ヶ関の記者会見や発表でも、質問できるのは記者クラブに入っている大手マスコミの記者だけだったりする。質問する順番もあったりして、初めにNHKが質問を2つして、次にTBSが1つ……みたいな、記者クラブ内の序列を如実に感じる順番なのだ。
ともかく、フリーランスのジャーナリストは、永田町や霞ヶ関で傍流にいる扱いを受けつつ、取材をしている。それだけならまだしも、政府関係者がフリージャーナリストの動きを封じるために、取材候補先にあらかじめ連絡をして、取材を拒否するよう誘導する。
というのが、今回の私のケースです。
うーん。この動き、取材妨害に思えるんですよね。
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実際に私の取材を受けないようにとAさんに言った霞ヶ関の外郭団体職員は、私と会ったことは1回しかない。名刺交換しただけで、ろくに会話もしなかった。それだけの面識で、私の何を知り、Aさんに取材を受けないようにと言ったのか?
直接身体的に損傷を加えられて執筆不能になったとか、執筆用パソコンを全部押収されたとか、具体的な言論活動の妨害ではないが、取材妨害だなあと感じるんです。
しかも日本政府の関係団体の職員から、こういうことをされたとなると、もう、この国のモラルが崩れているのではと不安になる。日本国の将来を憂いてしまう。
この出来事があって、私は日本国憲法の「言論の自由の保障」
とは何ぞや、と考えるようになった。答えは、まだ出ない。
 
ちなみに、その外郭団体は、私が直接取材を申し込んでも、絶対に応じない。
もっとも、取材を受けるか拒否するかは当事者の選択の自由なので、
拒否されても一向に構わない。

2012年11月 5日 (月)

アンケートに答えて東日本大震災復興の図書館基金に寄付

「CSR図書館.net」というサイトで、企業のCSRレポートに関するアンケートに答えると、東日本大震災復興の図書館基金に寄付(100円)されます。

CSR図書館.net

早速やってみました。お勧めします。

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