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2012年11月 8日 (木)

霞ヶ関の外郭団体職員による取材妨害は、言論の自由を侵す行為ではないか?

「日本国憲法」
第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
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私は法学者ではないので、この日本国憲法の条文を、条文の意味そのままにとらえている。だから、もし間違えた解釈をしていたらご指摘いただけるとありがたい。
日本国憲法第21条は、
「日本国は、出版の表現の自由を保障している」のですよね?
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先日、2年ほど前に取材をお願いして、取材をお断りされた方からご連絡をいただいた。「あなたの取材依頼をお断りしたこと、ずっと気にしていました」と言う。こちらは取材依頼に対して拒否されることもしばしばあるジャーナリストという商売なので、正直なところ、あまり気にしていなかった。しかし、よくよくお話を聞いていくと、ことの真相が見えてきた。
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その方(Aさんと仮称します)は、ある政府関係の事業に深く関わっている民間人で、私とはまったく面識がなかった。2年前の取材依頼の電話で、私はAさんと初めて話したのだ。
ところが私がAさんに取材依頼をする前に、Aさんが関わる政府関係の事業を、実質的に担う霞ヶ関のある省の外郭団体職員が、「深山というジャーナリストが取材依頼に来るだろうが、取材を受けないように」と言ってきた。そこでどのような会話が成されたかは分からないが、おそらく私は、外郭団体の職員から、たちの悪いジャーナリストと思われていたのだろう。
Aさんは外郭団体職員の言うことを信じて、私の取材を受けなかった。もっとも、Aさんはその時期、ほかのメディアの取材も受けていなかった。取材に応じられない事情があったという。
それから時がたち、外郭団体職員が税金をムダにつかっていることや、Aさんも関わる政府事業への取り組みに不誠実だったことに疑問を感じたAさんは、私のブログを読んでくださった。そして私に電話をくれた。「私は何も知識がなくて、最初に外郭団体職員が言うことを信じてしまいました。でも時間が経って、このままじゃいけないと思いました。あなたの文章を読みました。本当にこの事業に関心のある人、あなたのような人に、情報提供しておけばよかったと思ったんです。だから、取材をお断りしたことをずっと気にしていました」
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日本政府・霞ヶ関には、記者クラブというマスコミやメディア関係者が加入する団体がある。このクラブに加入して取材するメディアは、日本政府や霞ヶ関から許可をもらって、いわば特別待遇で取材している。だから記者クラブの記者たちは、日本政府や霞ヶ関の本質的な問題を指摘しにくい。永田町や霞ヶ関の関係者は、記者クラブを通じて情報を流すことで、国民が受け取る情報をコントロールしている。いや、ずばり言うと、記者クラブは日本政府や霞ヶ関の言いたいことを表現する、日本国家のイデオロギー操作機関になっている。
一方で私のようなフリーランスの物書きは、記者クラブに入っているはずもなく、(「○○省××記者クラブ」といった具合で、さまざまな記者クラブがあるが、記者クラブ加盟団体の全会一致であらたな加盟員が承認される、なんてところもある)つまり日本政府や霞ヶ関からお墨付きなんぞもらっていないので、「ここは記者クラブのみ取材可能です」という記者会見や発表は取材できない。
もっとも、「フリーランスのジャーナリストも傍聴可能です」という政府・霞ヶ関の記者会見や発表でも、質問できるのは記者クラブに入っている大手マスコミの記者だけだったりする。質問する順番もあったりして、初めにNHKが質問を2つして、次にTBSが1つ……みたいな、記者クラブ内の序列を如実に感じる順番なのだ。
ともかく、フリーランスのジャーナリストは、永田町や霞ヶ関で傍流にいる扱いを受けつつ、取材をしている。それだけならまだしも、政府関係者がフリージャーナリストの動きを封じるために、取材候補先にあらかじめ連絡をして、取材を拒否するよう誘導する。
というのが、今回の私のケースです。
うーん。この動き、取材妨害に思えるんですよね。
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実際に私の取材を受けないようにとAさんに言った霞ヶ関の外郭団体職員は、私と会ったことは1回しかない。名刺交換しただけで、ろくに会話もしなかった。それだけの面識で、私の何を知り、Aさんに取材を受けないようにと言ったのか?
直接身体的に損傷を加えられて執筆不能になったとか、執筆用パソコンを全部押収されたとか、具体的な言論活動の妨害ではないが、取材妨害だなあと感じるんです。
しかも日本政府の関係団体の職員から、こういうことをされたとなると、もう、この国のモラルが崩れているのではと不安になる。日本国の将来を憂いてしまう。
この出来事があって、私は日本国憲法の「言論の自由の保障」
とは何ぞや、と考えるようになった。答えは、まだ出ない。
 
ちなみに、その外郭団体は、私が直接取材を申し込んでも、絶対に応じない。
もっとも、取材を受けるか拒否するかは当事者の選択の自由なので、
拒否されても一向に構わない。

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