油断と本質を突くはざま
友人その1:ミャンマー人男性Sさん
かつて私の夫は、Sさんが結婚前に好きな女性とデートするとき、なぜかSさんが好きな女性と、Sさんと、夫の3人で八景島シーパラダイスに行った。つまり若い頃シャイなミャンマー人は、自分の親友をデートに同席させたりするのである。
現在、Sさんもすっかり中年で、ミャンマーにて人材派遣業をしているが、彼の良さは、秘密を秘密にしておこうと頑張っても、頑張り切れないところである。
そして私の仕事は、いかに人にヒミツの話させて、おもしろい本を書くかである。
私はこっそりと、しかし意図的にSさんが好きな和牛ステーキでもてなしたり、ホテルのカフェで話し込んだりして、彼を油断させ、これまでステキな情報に出会ってきた。
しかしどこかの知事ではないが、人は誰しも弱点がある。最近、私のこしゃくな意図に気づきはじめたSさんも口が堅くなってきたので、彼の弱点を突く質問をしてみた。
「あの(真黒な)政商の代理人は、どうしてあなたの周辺にいるの?」
それから彼は私に会ってくれなくなった。
周囲がみな疑惑と思っていることを質問したことで嫌われた私を
面白がる夫は、私抜きでSさんと飲みに行く。そして居酒屋からSさんは電話してくるのである。面と向かって話すと、余計なことを話してしまうとわかっているのだ。
「おくさーん!!げんき?」
「バピロチャマードエインゴマラーブラ?(なんでウチにこないのよ?)」
「ハハハ! またこんど!」
人を油断させるのが私の大事な仕事である。
彼とのばかしあいはこれからも続く。
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